いま、日産のゴーンさんがいわきの工場を視察してる映像がワールドビジネスサテライトで流れていましたが、東日本大震災の被災地の企業の方々は大変ですよね、とくに中小企業は。
別のNHKの取材で見たんですが、社員の方が生き残ったとしても、生産手段(製造機械とか)が津波をかぶっておしゃかになってる。当座のキャッシュにも事欠くのに、新しい機械に投資するなんてことができるわけがない。
フォードの車も、日本からの塗料が確保できないので特定の車種が出せない[cnn.co.jp]とか。日本の生産活動が世界に影響を与えている。
さて、どうするか。
当座の資金繰りは、地場の信金さんとかががんばって、なんとかつないでもらえたりするようですが、機械への投資を融資で(debtで)まかなうのには無理がある。かといって、生産が再開できなければ、仕事(受注)自体も失ってしまうし、技術者も確保できない。しまいには日本の仕事が他国に奪われることにもなるでしょう。
だったら、いそいで投資家を募って、ファンドを作って、受注実績と人材が残っている中小企業にリスクマネーを集中させて、一刻も早く生産を回復させられないか。実績のある企業(=人材+設備+経営者)に力を発揮させるための政策やマーケティング面の助力は国や投資会社がやればいい。
投資家だって、「寄付」と言われたときに出すお金と、「企業の再建のための投資」に出すお金は別の財布なんじゃないでしょうか。
いや、実績なんか無くても、復興に関連してやるべきビジネスに気づいた人はどんどん応援すればいい。目利きが大変だろうけど。
と、書いていて検索したら、野村が「震災復興関連ファンド」(仮称)を出すそうな[sankei.jp.msn.com]。でも、投資対象は地方債や社債なので、それほどリスクマネーという感じではないんですよね。
いや、ホントこの災害に生き残った企業人は強いと思うぞ−。
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