昨年夏に職場を変えて、日々スーツを着る生活になったと思し召せ。
ここ3年くらい、スーツを着るのは週に1回くらいだったので、新しいものは買わずに済ませてきたわけです。
一方で、この夏8kg痩せたもので、ベルト周りの布が余ってかっこわるい。
さすがに作り直すべきでしょうと、久しぶりに神田羅紗に行ってみたんですが、以前担当してくださった方が退職されてしまったそうで。
体型が変わってしまったので、以前の仕立ての情報があることはそんなにメリットではないし、どうせならデザインや布にこだわりのある方にお願いをしたいなあ、と渋谷のボストンテーラー[bostontailor.com]へ。
まあ、ここはすごい。半地下の店内に足を踏み入れると、いつの時代のものやらわからないクラシックな布やら写真やら調度品やら手書きの伝票やら、が積み上がっている。かと思うと、Apple製品の箱があったりして、新旧とりまぜて趣味人の巣窟っぽい雰囲気。
まあ、まずは紺無地からでしょうと選んだ生地。聞くと結構古いものらしい。デザインを決め、仮縫いしてできたハンドメイドのスーツはこんな感じ。
好みの3ピース、だけどあまりクラシックにならない感じで。(もちろん希望すれば往年のハリウッド映画みたいのも作ってくれるでしょうけど)
全体のバランスとしてはここ数年の「ジャケット丈は短め、パンツは細めで足を長く見せる」パターンで(これも少しずつ変わってきている感じもありますが)。
ピークラペルと傾いた胸ポケットで、すこし強めの印象になりましたでしょうか。
ラペルをひっくり返すとこんな感じになってます。
ベルトではなくストラップで腰回りは調整します。自分撮り難しいですね。
ストラップと横ポケットのアップ。腰を思い切り傾けてポケットの奥が見えるようにすると、鮮やかな青のライン。これ生地の端っこの部分(なんて言うんですかね)の、ブランドだか型番が書いてある部分がちらっと見えてるだけなんですが、なんかかっこよくないすか? こんな姿勢普段は絶対しないけど(^_^;)。
白のシャツも一緒に作ってみましたが(写真に写っているのは違います)、なかなかの雰囲気。あわせて20万円弱。フルハンドでこんな値段でよいのか、と思います。毎日こればっかり着てます。
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すばらしいスリーピースですね。
髪もびしっと七三でキメていただきたいです。