ソニーのMDR-EX71SL買いました。このシリーズ買うのはたぶん10個目くらいだと思います。
この耳につっこむ方式の密閉型インイヤーヘッドホンはソニーが確か早かったはずです。スタックス[stax.co.jp]あたりも出していましたし、細かく言えば昔の「イヤホン」って全部インイヤー型でしたから、だれがオリジナルかという話はあまり本質ではなくて、すくなくとも一般向けにこれだけの市場を作ったのはソニーだと言っていいのではないかと。最近はシュアー(SHURE)[shure.com]のE2cとかE5c[rakuten.co.jp]が有名ですが・・・。
わたし耳の形があまり標準的ではなくて、普通に携帯型のカセットプレーヤーやMDプレーヤーとかについてきていた、耳のくぼみに引っかける形のヘッドホンが合わなかったんです。だもんで、わざわざ振動板の口径の小さいヘッドホンを別に買ってきて、スポンジをつけてむりやり押し込んでごまかして使っていたんです。
そこにソニーがちょっと高めの価格ではあってもこの密閉型を出してきた時以来、携帯用にはずっとこのシリーズ使っています。まず耳に合うというのが第一ですが、それ以外にも、どこにも引っかかる部分(硬い部分)がないので、プレーヤーにぐるぐるまいてカバンの中に入れておいてもケーブルがこんがらがる確率が低い、という利点があります。
唯一「プッシング(耳につっこむキャップみたいな部分)が外れやすい」という欠点はありますが、液体の瞬間接着剤を流し込んでおけば問題ありません。
では、そんなにすぐれた製品を10個も買うのはなぜなのかと。
答えは「断線」です。いや、優れた製品なのにというより、優れた製品だからこそ10個で済んでいるとも言えるのかも知れません。
日常使っているなかで、ケーブルが引っかかったりすることってよくありますでしょ? その瞬間、引っ張られたケーブルの中で細い銅線が切れて、ヘッドホンがおシャカになる。振動板がこわれたり、ジャックがこわれたりすることは今どきほとんどないと思われるので、ヘッドホンの故障原因の第一は「断線」でしょう。
EX71SLはドライバ部分から出ているところがやわらかくて(写真参照)、下位機種のEX51LP/EX51SP[sony.co.jp]あたりと較べたらまだ曲げや引っ張りに強いハズなんですが、それでも1年に1〜2回も断線がおこってしまう。
ここをどうにかできないものか。「あんたの使い方が荒っぽい」なんてのは許しませんよ。携帯オーディオ用なんですから、乱暴に扱われるのは当然です。
別館のHD25の紹介でも書きましたが、ドイツのゼンハイザーのヘッドホンで中級機以上のものには、引っかけ対策があるんです。たとえばこれはうちにあるHD475。
左側のドライバとの接続部分が、
外れるんです。「引っかけ対策」としてこうしたのかどうか知りませんが、結果としてそうなっている。
そのむかし使っていたHD480にも同様の仕組みがあって、なんど助けられたことか。
これを参考に各ヘッドホンメーカーのみなさんには「断線しないヘッドホン」をぜひ作っていただきたい。
と、いまゼンハイザーの「MX550/450」の記事[phileweb.com]を見ていたら、
両モデルとも「バランスド・ベースウインド・システム」を採用することで優れた低域のレスポンスを獲得。ケーブルには断線を防止するプロテクションを内蔵した。商品にはケーブルを巻き取って収納できる保護ケースが付属する。
ですと。「断線を防止するプロテクション」ってなんじゃ、とメーカーサイト(英語)[sennheiser.com]を見たら、「Metal Sound Protection System protects the acoustic systems」と書いてある。
いまひとつ仕組みがよくわからない。買ってみろというご意見もあるでしょうが、このタイプはわたしの耳に入らないんですよ・・・。どなたか買って[rakuten.co.jp]みませんか?
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