前回の続きです。
新聞やネットでいろいろ記事をみたんですが、産経新聞がハナっからバカにした論調だったのは当然として(^_^;)、日経が多少具体的な部分で疑問を呈したくらいで、昨日のエントリーで書いたような「無線LANの電波は届くのか」「ハンドオーバーできるのか」「電話番号はつくのか」「D-cubicの名前の由来は」といった話はどこにも書いてありませんでした。実際その場で、日本一有名な広報ウーマン・オトアヤさんが質問を3つしか受け付けなかったらしいんですね。発表会自体は2時間くらいダラダラやってたのに・・・。
さて、IBMが「ライブドア公衆無線LAN接続サービスで協業」[ibm.com]というリリース出してましたね。
これまでは、大量データの受信中にトンネルの中など無線の届かない場所(無線圏外)に移動してしまった場合、再び接続し直してデータを最初から受信しなければなりませんでした。今回のサービスでは、WECMを使うことにより、無線圏外に移動してしまっても切断時の接続状況が保持され、再び無線圏内に入りLANに接続すると、切断前の状態で接続が再開され、途中からデータの受信が再開されます。
これ、無線LANネットワークへのコネクションが保持される、すなわち、ブラウザからID、Passを入力し直さなくていい、という意味ですよね。これってSkypeのコネクションも引き継いでくれるんですかね? Skypeとか無線に詳しい方いたら教えていただきたいんですけど、この切り替えって何秒くらいでできるんでしょう(Skypeは何秒くらいガマンしてくれる)? つねに複数本のアンテナをつかんでおいて、どれか強い方へ瞬時につなぐようにするとか、そういう携帯・PHS並のハンドオーバーができるのでしょうか。
面積の話。
800m×600mに16本のアンテナ[atmarkit.co.jp]、ということは、1本でカバーするのは200m×150m(=0.03平方キロ)の範囲。この中心にアンテナを置いたとして、そこから長方形の角まで125m。つまり半径125mをカバーしなければならない。
普通の無線LANで125mはきつい。ここでIBMやアセロスの技術が効いてくると思うんですが、どうなんでしょう。125m先でも家の中に電波が吹いてくるんでしょうか?
山手線の中の面積は120平方キロとして(地図から推測。正確な数字知ってる方教えて)、アンテナ1本で0.03平方キロだから、単純計算で面積カバー率80%で3200本以上必要になる。まんべんなくアンテナを打てるわけではないから、4000本は必要なのでは。
しかしライブドアの計画では2200本でいいことになっている。やっぱりキモは電波の飛び具合です。各報道記者の方にはライブドアなんぞではなくIBMやFusion、Skypeを取材して欲しいものですが、さて。
D-cubicが何の意味なのか、いまだにワカラナイ・・・。
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