スマトラ島沖地震・津波に関して各国が何億ドルとか何億ユーロとかいう支援を発表して、テレビを見てるだけでなんとなく「自分はいいかな」という気になってしまう今日この頃ではありますが、即効性という意味では自分も役に立てるんじゃないかと思ってユニセフに募金をしてみました。
現場にいないので誰のどの支援が必要な人のところに届いているのかわかりませんし(現場にいてもわからないんだろうな)、実際にはいろんな不正やら争いがあるんだろうとは思います。そのうちWebも含めたメディアでも暴露系の記事がどんどん出てくるんだろうと思いますが・・・。
支援にまつわる問題はとりあえず置いといて、ユニセフのサイトは気に入りました。WebによるPR活動として非常にうまくやっているサイトだと思います。
ベッカムが親善大使になったニュースを日本のニュースで見て、そのときにアクセスしたらすでに日本サイトにFlashのバナーが出てました。ほかにも支援情報が頻繁に更新されるのでこちらの関心も持続します。
「みなさまの募金でできる支援」とか「いくらの支援でどれだけのことができますか? (1米ドル103円の場合)」とか、自分の募金がどういう形になるかがちゃんと書いてある。ちなみに私は10,000円募金しましたが、そのうち75%が現地に送られるそうなので、7,500円。10家族分の水・衛生キット(9,000円)にはちょっと足りないですが、緊急保険キット(515円)が14人分くらいにはなっていると。
カード会社から日本ユニセフ協会あて入金確認日付で領収書が発行されます。世間で行われているWeb募金の多くは「寄付」としてではなく「何らかのコンテンツ(PCの壁紙とか)の対価」としてクレジット決済をしているので、税額控除には使えません。個別の事情は知りませんが、おそらくそのサイトから支援団体への寄付という形になるので、そのサイトを運営している法人は税金的に補助が受けられるはずです。どうせなら自分の税額控除につながった方がいいじゃないですか。
よくある質問コーナーでは「物資の寄付は受け付けません」というだけではなく「換金してから募金してください」と言うところまで書いてあります。とりあえず現金をくれ、という割り切りがわかりやすいです。物流にコストをかけるより、お金を送ってその地域で物資を調達した方が地域経済の復興にも役立ちますよね。
10×10とかではいっぱい出ていたのに日本ではほとんどニュースになっていないスーダン・ダルフール情勢に関する情報が更新されてたりします。
ただおかしいのは、「知ろう・知らせよう」とクチコミを奨励しておきながら「無断リンク禁止」としていること。インチキ募金サイトの出現を心配してロゴ使用を制限(実効性はないけど)するはわかるんですけど、リンクを規制してどうするんだ。
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