出ましたねえ、iPod shuffle。以前からフラッシュメモリ版iPodのウワサはありましたから、製品自体にはそれほど驚きはなかったんですが、きょう実物が出てきて「やっぱりAppleはすげぇ」と思いましたね。
下馬評では「他社の低価格製品(当然性能も低いとしても)に押されて、高級路線のAppleもフラッシュメモリ版を出さざるを得なくなった」というようなネガティブな論調でしたし、このサイト的には「iPod=音楽人生をまるごと持ち歩く道具」なので、容量を小さくしていくことには反対だったのです。
ところが、です。
ネーミングからして「iPod shuffle」ですよ。ハードディスクみたいに回転部分がないから「シャッフル(振る)しても大丈夫」というのもありますけど、重要なのは「シャッフル(ランダム再生)で聴け」ってことですよね。シャッフルで聴く分には、それが「10,000曲からランダムに選ばれた1曲」であっても「10,000曲からランダムに選ばれた240曲からランダムに選ばれた1曲」であっても同じなんですよね。240曲を聴き回してしまうまでは。
シャッフル再生専用(正確には「専用」ではないけれど)の端末が出てくるとは思いもしませんでした。これで「iPod=音楽人生をまるごと持ち歩く道具」という図式は変えずに済みます。いや、Appleは「変えずに済む」なんて消極的な言い方ではなく、
iPod shuffleは、お気に入りの曲を毎回ちがった順番で再生して、「お決まりのパターン」を完全に排除してくれます。
とまで言ってくれてます。Appleがこれを出した事情はやはり上に書いたようなものだったんでしょうし、他社から見たら「うちと同じようなフラッシュメモリMP3プレーヤーじゃん」なんですが、ネーミングと、それが表す「シャッフル(ランダム再生)で聴け」というメッセージによって、まったく別のランクの商品になってしまう。これをマーケティングと言わずになんと言う。
ついでに言うと、現時点で他社のメモリプレーヤーより安いんですよね。
Amazon.co.jp = ロープライス商品同士で比較しても(ギフト券還元を含んでも)、こんな感じ。
容量だけしか見ていないので使いやすいかどうかは人にもよるんだろうと思います(ディスプレイのあるなしとか)。でも、この価格はもうノックアウトでしょうねえ。(2005.2.1追記:まだまだ値が下がるメモリープレーヤー)
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