悪いデザインの実例(京王線新宿駅)

京王線の新宿駅を降りて、JRとの接続口に向かう。

いきなりこれだ。

京王線新宿駅

上からみると、こう。

京王線新宿駅

  • 降車した人の流れの真ん中に柱がある。行く手を遮られたその瞬間、みんな迷う。
  • 出口が4通りもある。それぞれのデザインが対称的なので混乱しやすい。
  • 降車する人と乗車する人が同じ階段を使うので人の流れがぶつかる

強度的に難しい中、工夫したのもわかるんですが、開放感を演出しようとして失敗している感じがします。

そしてここを切り抜けても次の関門が。

京王線新宿駅

同じ並びで手前から「京王百貨店への出口、兼、JR線切符売り場への出口」、「JR線への連絡切符を持っているかSuicaを持っている(そのまま連絡できる)人のための連絡口」、「JR東口方面から出るために、JRの切符は持っていないけれど一度JR構内を通る人の出口。ただし一部連絡口としても使えるらしい」が並んでいるんです。

色や文字でなんとか区別しようとはしているんですが、なれない人は自動改札で「ピンポーン」と止められて、その都度駅員さんが走ってきて切符を確認して説明して・・・を繰り返し、通勤時の人の流れをせき止めてしまいます。

場内アナウンスで「ここはJR線の連絡口です・・・」と延々やってるんですが、上に書いたようにここはすべてが連絡口ではないですから、そこで大きな音で「ここはJR線の連絡口です・・・」とやるのもいかがなものかと。

駅員の稼働で相当無駄が出ていると思いますよ。

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