マンボウ関連リンク集にも入れてます「まんぼう生活」を読んでると、就職活動とかしていた頃のことを思い出します。
・・・90年代の自分探しムーブメントってのがどうしてもなじめなくて、就職活動の時も「自己分析」だとか性格診断・適職判断みたいな世迷い言をいう連中にダマされて、ずいぶんノイローゼになったもんです。(就職の話はまたいつか書きます)
自分が見つかるってどういうコトなんですかね? 「わたしって○○なヒトだしぃ」って言えるようになるとか?
結局人間って自分がいちばん可愛いわけですけれど、自分の話だけしててもコミュニケーションが止まってしまいますよね・・・。
自分なりの結論としては、ホントの自分なんていない、もしくは「見えない」んじゃないかと思ってるんです。そして「他人とは自分を映す鏡である」と。鏡に映さないと自分の顔がわからないように、自分を定義するのは自分ではなくて他人なんじゃないですかね? こう考えることで、わたしはそれなりの納得というか、心の安定を得ているんですが。
場所や話す相手によって、自分で意識しなくても、話す内容や盛り上がるタイミングが変わりますよね。Aさんが相手だとなんとなくどよーんとするけど、Bさんと話していると自分が面白い人間に思えてくる、とか。
コミュニケーションは双方向ですから、たぶんAさんはわたしのことを「どよーんとしたヤツだなあ」Bさんは「ノリのいい人だよ」と思っているんでしょう。で、どちらが本当の自分かというと、両方ともが本当の自分なわけです。ひとりの人がつきあう相手がたとえば100人いたら、その100人分だけ「本当の自分」がいて、それを「3D投影映像」みたいに一カ所に投影すると、ほぼ真実の自分がそこに現れるようなイメージ。
だとするならば、自分探しっていうのは自分ひとりでどうこうできるものではなくて、他人との関係の中で何となくわかってくるものだと思うんですが、いかがでしょう?
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