10年以上使ったCDプレーヤー（TEAC VRDS-10）がこわれてしまいました。
CDのトレイの出し入れがうまくいかなくなり、うまくトレイが入っても、CDを読み込んでくれない。１年近く前にも同じような状態になって、メーカーに修理に出していちど直ったんですが（数万かかった）、また同じ現象になってしまいました。ピックアップだけの問題ではなくてメカニズム全体の調子がよくないみたい。
カセットデッキとかCD、冷蔵庫や洗濯機といった、モーターの入ったものは修理しても完全には直らないというのは経験則としてあるので（しかも追加の保証期間が過ぎてからこわれる！）、もう買い換え時期なのかなと。
このVRDS-10、バイトしてはじめて買った高額商品で、定価16万円のものを９万円くらいまで値切った記憶があります。そのお店はまもなくつぶれてしまいましたが・・・。
それまでは高級機種にしか使われていなかったVRDSというシステムが手の届く価格で買えるというのでずいぶん話題になりました。
安いと言っても当時のわたしには超高額賞品。時給800円くらいでしたからずいぶん悩みました。同時に販売されていた商品でVRDS-7というのもあって、これはメカニズムにプラスチックを多用した廉価版。下北沢のオーディオショップで、並んだ２台を前に延々考えていたら、店員さんがあまりにかわいそうに思ったのか、上級機種のVRDS-10で予想外の値引率を提示してくれたので、すぐ近くの郵便局ATMに走りました。
で、それから10年以上（たしか11年）。わたしどんな電気製品でも使い倒してこわしちゃうほうですけれど、このVRDS-10は最長寿命ですね。音質はいまだに不満にならないレベルでしたし。わたしはこのプレーヤーとSTAXのイヤースピーカーのおかげで、オーディオマニアにならずに済みました。
先日の「勧められるものは買うな」にも通じますけれど、買い物のとき妙に細かな経済感覚を出して、「これが分相応だ」と無理に自分に言い聞かせてものを買うと、気持ちの深いところで不満感が残りますし、そのモノにちょっとでも気に入らないところが出てくると「あー、やっぱりあの時あっちを買っておけば」ということになって非常にシアワセから遠ざかります。オーディオの話で言えば、その不満点を解消しようと、効果もあやしげなアクセサリー類（CDが何枚も買えるような値段の）を買いそろえてしまうことになるでしょう。
日常的（コモディティ）でないモノを買う時には「限界よりひとつ上のランクのものを買う」、これ鉄則です。電気製品に限らず、服でも食事でも何でもそうだと思います。
話は戻ってCDプレーヤー。おそらく後継機種はVRDS-15あたりなのかなあと思うんですが、楽天で最安値は税込み・送料込みで94,000円。カード使えるところだと99,600円。振り込み手数料払っても前者の方が安い。
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