なんかこんなタイトルだと、ワタクシmoriyがものすごく臭気漂う人間のようなイメージを持たれてしまいそうで非常にアレなんですが、いやいや、そんなことは全然ない・・・はずで。
そもそも日本の普通人で足のニオイが気になるなんて事は基本的にないと思うのです。ふだん食べるものでそんなにニオイのキツイものはないですし(一部発酵物はあるけど)、風呂なりシャワーなり毎日入っていると思いますし。
わたしも「オドイーター」とかの宣伝を見ていて、「靴のニオイが気になる? だれのこと?」と思っていたんですよ。大学4年までは。
就職活動をしていた年が記録的な猛暑だったんですが、そうそう何足も革靴なんて持っていなかったので、一足を毎日履いて歩き回っていたんです(履き回すなんていう知恵もなかった)。そうしたらだんだんと靴に湿気がたまってきて、しまいにはカビが生えてきた。これを見て、大人の男性にとっての革靴がいかに異常な状況下にあるかを知ったわけです。
会社に入ってから、ひと夏外回りで過ごしたこともあるんですが、ずっと通気性のいいウォーキングシューズを履いていたので、そんなにニオイが気になることはなかったんです。
ところが昨年仕事が変わって、革靴を毎日履くようになってから、一気に足のニオイが気になるようになってきた。
シューフィッター修行中のカミさんに聞くと、足のニオイの原因は
- 合わない靴を履いていて、足にストレスがかかって余計な汗をかく
- ニオイのキツイものを食べている
- 精神的ストレスで、足の裏に汗をかく(「手に汗を握る」というのと同じような反応)
といったもののようで、こうやってかいた汗に雑菌が結びついて発酵が始まってしまう、と。
そしてわたしの、足のニオイ対策の日々が始まったわけです。
- Ag+スプレー
資生堂のヒット商品で、最近は「足用」なんてのも出てますが、これはそんなに効果ありません。感覚的には、2時間でニオイを発していたものが3時間になるくらいのもので、靴を履いている時間(平日なら12時間以上)とは比較できない。ただ足の指のサラサラ感が気持ちいいので使ってます。 - ラヴィリン(LAVILIN)
これは強烈です。「一度つけると1週間持つ」というのもあながち宣伝文句ばかりとは言い切れない。やわらかめのメイク用ファンデーションというか、「コアラのマーチ」の中に入っているチョコクリームくらいの触感で、塗ると粉っぽいものが残ります。効果は絶大。なんですが、結局使ってません。というのは、これを塗って数日たって、足に水ぶくれが出てきたんです。どうも足の新陳代謝がおかしくなるらしく、体質的に合わないようです。いまはお試し用の商品[rakuten.co.jp]もあるようなので、肌に合う方にはおすすめします。
- ジロンカ スメルキラー
ドイツの製品です。金属+湿気でニオイを分解する触媒になるという、理論的にはじつにいい加減というかよくわからないものなんですが(チラシに書かれている[coram.co.jp]検証結果の意味もよくわからない。理系の人なら比較方法の中途半端さが気になるに違いない)、靴屋の店員さんの「これ効きますよ」の言葉を信じて買いました。硬貨大の金属板に両面テープがついていて、これを靴の土踏まずのところに貼ります。これで「人前でクツを脱いでもニオイが気にならない」というのですが、これがウソ。「あんたのニオイがきつすぎるんじゃないの?」と言われたらそれっきりですが、実際期待した効果は得られませんでした。
Ag+スプレーやラヴィリンが「ニオイの発生の原因である雑菌の繁殖を抑える」ものであるのに対し、これは「発生してしまったニオイを分解する」というコンセプトでもあり、仮に理論的には正しいとしても問題の解決には2段階くらい遠いのかなと。
- 10円硬貨
と、こき下ろしたスメルキラーですが、「発生したニオイを取る」のであれば、脱いだあとのクツには効果的なのではないかと。発生源はもうそこにはないですから、残留したニオイを分解するくらいならできるんじゃないか。ただスメルキラーは両面テープで靴に貼り付けてしまうんで、一足に1ペア(約2000円)[rakuten.co.jp]ずつ必要になる。そこで考えたのが10円硬貨の利用。脱いだあとの靴に10円玉を2、3枚入れておくと、50分の1のコストでそれなりに効果あります。まあこちらも、同じニオイの靴同士で比較対照したわけではないのであくまで感覚ですけどね。風通しのいいところに置いておく、というのが一番なのかも。
そのまま取り出すのを忘れて靴を履いてしまうと、逆に靴下に銅のニオイがつくのでご注意ください。
- 5本指ソックス
足ムレを防ぐ、というのですけれど、私の場合Ag+スプレーと同じ理由でそうそう期待した効果が上がるわけでもなく、履き脱ぎが面倒だというのがあってあまり使っていません。 - サンダル履き
結局のところ、革靴を履くこと自体が間違っているわけで、オフィスにいる間は靴下にサンダル履きというスタイルで行くことにしました。外に出る時やお客さま対応の時は当然靴に履き替えますけれど、ふだんはホーキンスのサンダル履いてます。これで問題は解決しました。それまで毎日、脱いだ靴下を漂白剤につけておかないといけなかったのが、漂白しなくても洗濯機に入れていいことになりました。当たり前といえば当たり前の結論なんですが、結局は通気性の問題というか、日本人が日本の気候と生活習慣の中で、靴を履くこと(せいぜいここ6〜70年くらいのことでしょ?)にどう適応するかという話のような気がしますな。
この暑い時期、クールビズなんぞといって上半身を涼しくすることばかり騒いでますが、もっと足元を見直す必要があるのではないかとここで強く主張しておきたい。
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ジロンカ スメルキラー、部屋のニオイ取りにどうかと思っているのですが、怪しそうなわりにはお値段が立派過ぎて手が出ませんっ。
梅雨時の季語みたいな話題ですね。
10円玉の話は
台所の流し口に5個、靴の中に3個(片足)と聞きます。
ただし、十円玉は良く洗って銅の色がはっきりしたら
乾かしてから使用するのがベターです。
通貨は思わぬ汚れが付いているようです。
「ご注意あれ」
最近、クール・ビズのせいかサンダルのような穴あき
革靴を履いている人を見ました。水虫か?
ジロンカ スメルキラー
こんにちは、スメルキラー繋がりでTBいたします。
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