輝け!2022年クリスマスに何か丸ごと食べる大会

さあ盛り上がってまいりました。記念すべき19回目の何かまるごと食べる大会。

今回も悩みました。前回のアイスバルク2リットルはかなり厳しい戦いで、けっこう体力を削られたもので、もうすこし楽しい大会にしたい。

1年間、周囲のいろんな方にアイデアを募ってるんですが、本来の「小さい頃に、何らかの理由で丸ごと食べられなかった食べ物を、大人になったいま丸ごと食べる」というコンセプトに合う物がなかなか出てこない。

童謡『サッちゃん』の2番って知ってます?

サッちゃんはね、バナナが大好きって本当だよ。
だけどちっちゃいからバナナを半分しか食べられないんだ・・・という。

これですよ、これ。
われわれ焼け跡世代の、幼少期の丸ごと食べられなかったコンプレックス、すなわちサッちゃんコンプレックスを浄化する修行を19年もやり続けているという。小さかったり、兄弟が多かったり、貧乏だったりして充たされることがなかったあの望みをいま叶えてあげるのです。これを繰り返すことで、われわれは悟りに近づいていくんです(たぶん違う)。

そんなこんなで、今年のターゲットはこちら。

黒格ハンバーグ

ハンバーグです。

これ盲点でした。大きいハンバーグを食べたい欲は確かにあった。なんでもっと早く気づかなかったんだろう。

しかもこちら、格之進[kakunosh.in]の熟成肉を使った、牛100%のハンバーグのタネ。120g×5個だから600g。定価だと5,400円するんです。けっこうな高級品。

黒格ハンバーグ成分

裏の成分表を見ると、ひとつあたり343.2kcal、ということは、5個で1,716kcal。カロリーだけみれば1日分の食事としてまあまあいいレベル。

ボールに投入

冷凍の商品を水に入れて解凍し、ボールにつっこみます。

練る

ひとまとまりにします。普通のハンバーグレシピだと、ここでタネから空気を抜く、みたいな動作が入りますけど、5個分のボリュームだとそれは無理。空中に放り投げて、ボールで受け止める、みたいなことができればいいんでしょうけど、挽肉の粘着力が強くてそうもいかないのです。

フライパンを熱す

最近買い替えたフライパンを熱して準備します。

投入

うりゃ。

質感というか、粘度とボリューム感が伝わりにくいと思うので、動画撮ってみました。

置く感じじゃなくて、ねちゃーっとしながらドスンと落ちる感じ。

焼く

この生地を伸ばして、フライパンの上で平べったくしていきます。

蒸し焼き

フライパンの底面いっぱいになったら蓋をして蒸し焼きにします。生焼けが怖いので、弱火で10分弱加熱してます。

裏返す

ひっくり返したらこんな感じ。なかなかの塊感。あと、焼いてるうちにだんだん縮んでいくのと、脂がすごく出る。1個だけのときはそうでもないんですけど、この大きさだといろいろ勝手が違う。

さっきの成分表で、1個120gあたり脂質29.8gってなかなかだと思うんですが、これがうまいこと焼ければ、脂が閉じ込められて、切ったときの肉汁じゅわーにつながるんです。今回の5個まとめて焼きだと調理途中でいろいろ抜け出てしまう。気泡が抜けない問題とかもたぶん影響してるような気がする。

クリスマス感

とはいえ、無事ハンバーグの形にまとまりました。熟成肉を使った600gハンバーグのできあがり。

大きさ対比

大きさ対比用に、いつものクマのぬいぐるみさんたちに出てきてもらいましょう。この厚みが伝わらないかなー。

あ、ちなみにこの日は2022年の12月25日。メリークリスマス。

小洒落たソース

マッシュルームと赤ワインのソースをかけてみたりして。

歯形

そして、お約束のように、直接かぶりついてやります。

いや、うまいですよ。美味。熟成肉の旨みに塩麹の旨みが重なって、このタネ、もともと美味しいのでみなさんもどうぞ。

あわや感触

ものすごい勢いで進みます。ハンバーグって、脂が出てしまうともうほぼ空気。肉密度が低いので、軽く食べ進むことができます。食べ始めて30分もしないうちに、完食してしまいそうな雰囲気になってきたので、一時停止します。

タネ1kgにしたほうが良かったかな。1kgでも1日かければいけそうな気がする。600g楽勝過ぎる。でもこの黒格ハンバーグ1kgって、9個換算だから9,000円とかになっちゃうのよな。

夜。

夜の部開始

赤ワインやら、日本酒を用意して試合再開。

チューブ大根おろし

今j回はじめてチューブの大根おろしというのを買ってきて、和風ハンバーグにしてみようとしたんですが、残念、チューブ大根おろしは美味くない。わさびとかしょうがとかのレベルにはまだ程遠いですな。

今年も完食

はい、完食。これ600gだったらわりと軽くいけるので、ハンバーグコンプレックスをお持ちの方はぜひ試していただきたい。

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